この記事では、「分からない」と「解らない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「分からない」とは?
まったく身に覚えがないという状況であるとき、自分の気持ちを如実に伝える言葉が「分からない」【わからない】です。
自分が加担した記憶すら残っていないので、本当に何が起きたのか知らないと思う旨を伝えます。
また、身近なところでは、冷蔵庫に入れて置いた調味料がいつ開封されたか「分からない」と思うときや、鳥を保護して雄雌か区別できない状況であり判断できないときに使う言葉です。
「解らない」とは?
理解できないほど複雑な状況で悩むことを「解らない」【わからない】といいます。
とても難しい問題であったり、事件に遭遇したとき人は解読ができない内容に困惑し、酷く動揺するのです。
それほど対応する方法が「解らない」といって、いかに問題解決には至らないので関わりたくない気持ちを伝えます。
使い方としては、「彼には到底解らない質問だった」と、問題から難しいと感じる場面で使う言葉です。
「分からない」と「解らない」の違い
「分からない」と「解らない」の違いを、分かりやすく解説します。
心当たりすらないと思うとき伝える言葉が「分からない」です。
まったく記憶もない、見ただけでは判別さえできないという状況のときに使う言葉でもあります。
もう一方の「解らない」は、理解不可能と思うほど難しい問題や出来事は自力で解決ができないため、答えが出せないと自分の気持ちを伝えるわけです。
理解しづらいと思う人は「意味さえ解らない」と不明な物事に困る様子を伝えます。
「分からない」の例文
・『彼が本当にこの施設を訪れたかは誰にも分からない』
・『青色申告を申請する書類が複雑すぎて、書き方が分からない』
「解らない」の例文
・『客への対応が解らないので、マニュアルを見直してみた』
・『どうして祖父が大量の壷を床下に隠していたか解らない』
まとめ
同じように読む言葉ではありますが、状況に応じて使い分ける必要性がある言葉です。
どのような場面で使えばいいか勉強してみれば、うまく使い分けができるでしょう。