「復命事項」と「復命書」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「復命事項」と「復命書」の違いとは?違い

この記事では、「復命事項」「復命書」の違いを分かりやすく説明していきます。

「復命事項」とは?

「復命事項」とは上司などの命令に従って行った事柄について報告する書類において、命令を実行した内容を記載した各項目を指します。

何月何日にどこで命令に従ってこういうことを行い、こういう経緯を経てこういう結果になり、所感としてこういう意見がありますという報告を書いた各項目が復命事項です。

命令が1つであればそういった報告の書類に復命事項も1つだけですが、命令が複数あってそれらを同時に進行させたなら、一つの書類に復命事項も複数あります。


「復命書」とは?

「復命書」とは上司などの命令に従って行った事柄について報告する書類です。

官公庁や自治体などの公的な組織が、上からの命令を下がちゃんと行っているかの確認で提出を求めます。

下された命令をいつどこで実行しどういう流れになったかなどを記載して提出し、それをもって命令がしっかりと遂行されたことを報告するものであり、その書類自体を指すのが復命書で命令された各項目が復命事項です。


「復命事項」と「復命書」の違い

「復命事項」「復命書」の違いを、分かりやすく解説します。

命令に従って行った事柄について報告する書類の項目を指すのが「復命事項」で、命令に従って行ったことについて報告するための書類が「復命書」です。

「復命書」で報告される各命令についての項目が「復命事項」と言えます。

ただし復命書を見ているなら各項目などの呼び方をされますし、復命書を見ないで書類全体ではなく各項目だけを指すことも滅多にないので、復命事項という言葉はあまり使われません。

まとめ

下された命令の報告書が「復命書」で、それの命令ごとの項目が「復命事項」という関係で覚えれば、両者が何を指しているのかとどういう関係かすぐにわかります。

ただ「復命書」自体普通の会社ではあまり使われない言葉ですし、復命書を書いても各項目を復命事項と呼ばないこともあるので、公的機関に関わる人以外は使う機会はあまり多くないでしょう。

違い
違い比較辞典