木の切り口に現れる模様を示す言葉には「木目」と「杢目(もくめ)」があります。
この記事では、「木目」と「杢目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「木目」とは?
「木目」とは木の切り口に現れる模様であり、こちらは年輪の模様を示す時に使う言葉です。
「木目」は「もくめ」や「きめ」と読む言葉であり、年輪の模様は様々なデザインに使用されます。
年輪は樹木の断面に現れる同心円状の模様であり、1年ごとにこの成長輪が形成され増加するのが特徴です。
「木目」はほぼ全ての木材に現れる年輪の模様であり、様々なものに使用されています。
「杢目」とは?
「杢目」は「もくめ」と読む言葉であり、こちらは木の切り口に現れる複雑な模様を示す時に使います。
この複雑な模様は傷や気象によって変化したものであり、特定の条件下で発生するのが特徴です。
この「杢目」が出る木材は少なく希少なものなので、高級な家具やオシャレな道具に使われます。
「杢目」には様々なブランドがあり、マホガニー、ウォールナット、ヒノキ、カキノキ、コクタン、ビャクダン、ローズウッドなどが有名です。
「木目」と「杢目」の違い
「木目」は木の切り口に現れる年輪を示したものであり、多くの木材に現れるのが特徴です。
「杢目」は木の断面に現れる複雑な模様を示す言葉であり、独特なデザインを出すことから高級な家具や道具に使われます。
「木目」の例文
・『木材の木目がくっきりとしており、明るい雰囲気が出ています』
・『木目調の机を購入しましたが、落ち着いたデザインなので気に入りました』
「杢目」の例文
・『プロが使っているギターの杢目がとてもオシャレで格好いいと思いました』
・『その家具に使われている木材は杢目が個性的で、美術品としても価値が高い』
まとめ
「木目」は木の切り口に現れる年輪であり、「杢目」は木の断面に現れる複雑な模様を示す言葉です。
「木目」は多くの木材に現れますが、「杢目」は希少なものであり、特定の材料として重宝されます。