この記事では、「木立」【こだち・きだち】と「森林」【しんりん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「木立」とは?意味
白樺のような細い木が何本かまとまり、生えている状態を「木立」【こだち・きだち】といいます。
うっそうと何十本も同じ場所に木が生えているのではなく、間隔を持って木が生えているため、隙間から太陽が漏れ出て地面に当たるといった美しい光景が見られるのです。
地面に太陽が当たるため、そこには花や草が生えて幻想的な光景も広がります。
また、高さも太さも似ている木が何本か集まって立つといった光景を指すときに使われているのが「木立」です。
「森林」とは?意味
同じ箇所に木が何十本も生えているため、太陽が地面に当たらない暗くて冷たい空気が漂う場所を「森林」【しんりん】といいます。
林よりもかなり木々が密集しているため人家もなく、鳥すら巣を作らない森を指すのです。
元々は多くの樹木が生い茂る場所を表す「森」と、その木々が隙間もなく立ち並ぶ「林」という意味の漢字を掛け合わせています。
生えている木々のほとんどが木の高さが揃っていたり、太さが同じであり、高い木ばかりが生えているのも特徴的です。
このような「森林」は土砂崩れを防いだり、木材として売り出され、経済活動に一役買っています。
「木立」と「森林」の違い
「木立」と「森林」の違いを、分かりやすく解説します。
同じような高さの木が一箇所に生えている状況を「木立」と呼びます。
広範囲に生えるのではなく、一部だけに木々が生えている状況を表す言葉です。
「夏木立」といえば、太陽が満遍なく当たるため青々とした葉を茂らせる木々が立つ光景が人々に癒しをもたらすわけです。
もう一方の「森林」は、かなりびっしりと木が生えている場所を表します。
「森林公園」といえば、木々がたくさん生えている所にあえて作った人々が集える園という意味を示すわけです。
「森林組合」では荒れた場所を手入れして、材木として売れる木を育てます。
そして、その利益でまた「森林」の管理費に当てるといったサイクルができるのです。
まとめ
木の生え方を表す言葉を2つご紹介しましたが、状況や意味に少し違いがありますので、状況に合わせてどちらが当てはまるかを考えて使い分けてみるといいでしょう。