「軽過失」と「重過失」の違いとは?分かりやすく解釈

「軽過失」と「重過失」の違いとは?違い

過失には「軽過失」「重過失」の2つの種類があります。

ふたつの過失はどのような基準で区別されるのでしょうか。

今回は、「軽過失」「重過失」の違いを解説します。

「軽過失」とは?

「軽過失」とは、「普通程度の注意義務を怠ったことによる過失」を指す言葉です。


「軽過失」の使い方

わざとではない不注意による失敗のことを「過失」といいます。

「軽過失」とは程度の軽い過失を指す言葉で、普通の人が常識的に気をつけるべき注義務を怠ったことによって生じた過失を指します。

ごく常識的なレベルの過失であり普通の人が普通に注意していれば防げたはずの事故が起きてしまうような状態を指す言葉です。


「重過失」とは?

「重過失」とは、「ほんのわずかな注意義務を怠ったことにより生じた過失」を指す言葉です。

「重過失」の使い方

ほんのわずかでも気をつけていれば防げたのに生じた過失を指します。

常識的に考えればごく当たり前に気をつけるべきところの注意を怠ったことにより生じた過失が「重過失」に当たります。

鍵をかけずに家を留守にしたり財布をおきっぱなしにしたまま席を離れたりなど、常識レベルで考えても当たり前にするべき注意を怠ったことによる失敗が「重過失」です。

「軽過失」と「重過失」の違い

求められる普通程度の注意義務を怠ったことによる過失が「軽過失」、求められるごくわずかな注意義務を怠ったことによる過失が「重過失」という違いで区別されます。

注意して当然の義務を怠ったという意味で「重過失」のほうが責任は重くなります。

「軽過失」の例文

・『過失責任のほとんどは軽過失である』
・『軽過失なので責任は限定的だ』

「重過失」の例文

・『自分から暗証番号を漏らしたのなら重過失と言われても仕方がない』
・『故障していると分かって使用したのなら重過失と判断される可能性がある』

まとめ

「軽過失」「重過失」では同じ過失でも求められる注意義務と責任の重さが大きく違います。

裁判では罪状や賠償金などにも影響するのでそれぞれの意味の違いを正しく理解しておきましょう。

違い
違い比較辞典