この記事では、「リンゴ酢」と「純りんご酢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リンゴ酢」とは?
「リンゴ酢」とはりんごの果汁にアルコールを加えて作ったお酢です。
りんごの果汁だけでもアルコール発酵させた後に酢酸発酵させればお酢は作れますが、そういった作り方をしようとするとアルコール発酵の工程が入る分時間とコストがかかるので、一般的なリンゴ酢は醸造アルコールを加えることでアルコール発酵の工程をカットしています。
そのため市販品のリンゴ酢は使用された醸造アルコールの香りでりんご以外の風味が混じることも多いです。
「純りんご酢」とは?
「純りんご酢」とはりんごだけで作られたお酢です。
りんごの果汁をアルコール発酵させたあと酢酸発酵させて作っています。
アルコール発酵のために果汁だけでなくりんごの果肉を使っていることもあるでしょう。
純りんご酢の原料はりんごしか許されず、醸造アルコールを加えるなどしている場合純りんご酢とは言えません。
りんごだけでできているのでりんご以外の風味が混じることもなく、純粋なりんごの香りを楽しめます。
「リンゴ酢」と「純りんご酢」の違い
「リンゴ酢」と「純りんご酢」の違いを、分かりやすく解説します。
りんごの果汁に醸造アルコールを加えて酢酸発酵させたものが「リンゴ酢」で、りんごの果汁と果肉だけをアルコール発酵させた後に酢酸発酵させたものが「純りんご酢」です。
「リンゴ酢」の方が製造は簡単ですが醸造アルコールの風味が混ざりやすく、「純りんご酢」は製造に時間がかかるものの他のにおいが混ざりにくく名前通り純粋なりんごの風味を楽しめます。
まとめ
製造するに当たって工程を省くために醸造アルコールを加えたものが「リンゴ酢」で、「純りんご酢」はアルコールを加えずリンゴ果汁をアルコールに発酵させてから酢酸発酵させたものというのが違いです。
どちらもりんごの風味があるフルーツビネガーであり健康効果なども変わりありませんが、リンゴ酢の方が純りんご酢より風味に雑味が混ざりやすいことは覚えておくと良いでしょう。