「切望」と「熱望」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「切望」と「熱望」の違いとは?違い

この記事では、「切望」「熱望」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「切望」とは?

願っていることを切実に心から望むのが「切望」【せつぼう】です。

心から願っている物事が現実のものになるよう切実に願う人の気持ちを表します。

使い方としては、「再会することを切望する」といって、相手とまた会って話がしたいと心から願う気持ちを丁寧に伝えるのです。

また、「弟夫婦は温暖な場所で暮らしたい」と強く願っている気持ちを伝えられます。


「熱望」とは?

心から願うことを熱心にかなうよう望むのが「熱望」【ねつぼう】です。

強い期待感を持って現実的になるよう願います。

例えば、強く「空手で競いたいと熱望する」ために敵と対決したいと思う気持ちを伝えたり、面白かった作品であれば続編を作って欲しいと要望を熱く伝えるのです。

それだけ期待を込めて希望する場面で使われています。


「切望」と「熱望」の違い

ここでは「切望」「熱望」の違いを、分かりやすく解説します。

相手と心から会いたい、暖かな場所に住みたいと切実に願うことを「切望」といいます。

自分が望む願いを心より強く願うほどかなえたいと思う要望に対して使うのです。

もう一方の「熱望」は自由になりたい、試合したいと強く願う気持ちを熱く伝えるときに使います。

それだけ自分が望む気持ちが熱い状態であると伝えられる言葉です。

「切望」は切実という部分に焦点を当てていて、「熱望」は熱く願うところが違います。

「切望」の例文

・『忙しくて会えない姉に来年は会って、話せるよう切望する』
・『空爆で多くの人が亡くなる戦争が終わることを切望する』

「熱望」の例文

・『世界で剣道の面白さを知ってもらえるよう熱望する』
・『早く内戦が終わり、国民が安心して暮らせるよう熱望する』

まとめ

同じように心から物事が良い方向に向うように望む漢字を使っている言葉ですが、「切」「熱」の違いによって伝えるものに違いが見られます。

どう使えば何をどの程度願う気持ちが伝えられるか比較できるでしょう。

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