この記事では、「絵画」【かいが】と「描画」【びょうが】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「絵画」とは?
自分が描きたいと思った物を「描画」【びょうが】して、紙に描き出したものに色を塗って完成させたものを「絵画」【かいが】といいます。
まずは鉛筆で兄弟の顔を忠実、立体的に紙に描き出して、そこに肌色や髪の色、服を塗っていくわけです。
そして、より立体的に見せるために影をつけたり、凹凸に見せるため色に筆で工夫して塗るなどしてより人間味を感じさせる絵にします。
「描画」とは?
物体をよく見て、紙へ平面に描き出すことを「描画」【びょうが】といいます。
例えば、目の前に林檎があるとすれば、その形象を平たく描写をとらえて忠実に紙へと描き出すわけです。
平面といっても、ただ描くのではなく、芸術的な捉え方を組み込んで鉛筆によって描き出すのです。
描写する対象を若い女性と決めたら、あとはひたすらその人の顔により似せて描くことを頭におきながら、紙に描き出していきます。
曲線や高さ、バランスよく紙に景色や生物など自分が描きたいと思うものを選んで絵を描くのです。
「絵画」と「描画」の違い
「絵画」と「描画」の違いを、分かりやすく解説します。
景色や自画像、乗り物、動物など幅広いものから自分が描きたいと思うものを「描画」して、紙に人や光景を描き出した後、自分なりの塗り方で色をつけていくのが「絵画」です。
忠実に絵の具で色を塗る方法もありますが、油絵の具で印象強く塗った絵も「絵画」として飾られる作品になります。
クレヨンや色鉛筆で色を塗った絵も同様に「絵画」と呼ぶ芸術作品になる場合もあるわけです。
もう一方の「描画」は自分が描きたい対象を描き出す行為を指します。
まとめ
どちらも芸術に通じる言葉ですが、描き方やどう色づけするかなどに違いがありますので、自分なりにどのような点が異なるかを見比べてみるといいでしょう。