この記事では、「可愛い」と「愛しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「可愛い」とは?
「可愛い」は「かわいい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「小さくて弱いものに心が引かれる様子」という意味です。
2つ目は「相手を大切にしたい、守ってあげたいと思う様子」という意味です。
3つ目は「無邪気で憎めないと思う様子」という意味です。
4つ目は「好ましくて親しみを感じさせる性格」という意味です。
「可愛い」の言葉の使い方
「可愛い」は形容詞として使われたり、副詞として「可愛く見える」と使われたり、名詞として「可愛さ」と使われます。
語源は古語の「顔映ゆし(かほはゆし)」という言葉で、「顔を向けていられない」という意味です。
ここから転じて「不憫だ」「気の毒だ」という意味で使われる様になり、更に転じて「気の毒で助けてあげたい」「守ってあげたい」という意味になり、「可愛い」という漢字があてはめられました。
「愛しい」とは?
「愛しい」は「いとしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「慈しんで大切にしたいと思う様子」という意味です。
2つ目は「異性を恋い慕う様子」という意味です。
「愛しい」の言葉の使い方
「愛しい」は形容詞として使われたり、副詞として「愛しく思う」と使われたり、名詞として「愛しさ」と使われたりします。
語源は「いたわし(労し)」という言葉で、「気の毒だと同情する気持ち」という意味です。
ここから「いとほし」「いとをし」「いとしい」に変化して、意味も「相手を慕う気持ち」になり、「愛しい」の漢字があてはめられました。
「可愛い」と「愛しい」の違い
「可愛い」は「小さくて弱いものに心が引かれる様子」「守ってあげたい様子」という意味です。
「愛しい」は「大切にしたいと思う様子」「相手を恋慕う気持ち」という意味です。
「可愛い」の例文
「可愛い」の例文は以下の通りです。
・『可愛い子供には旅をさせろ』
・『可愛い仔猫を譲り受ける』
・『可愛いデザインのバッグを買う』
「愛しい」の例文
「愛しい」の例文は以下の通りです。
・『愛しい家族と離れ離れになる』
・『愛しい人にやっと会える』
・『元カレが今でも愛しい』
まとめ
今回は「可愛い」と「愛しい」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。