この記事では、「加勢」と「助力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「加勢」とは?
「加勢」は「かせい」と読みます。
意味は、「その人が持っている力に更に力を貸して、増幅させること」です。
現在その人が持てる力を出し切っているところへ、自分が力を貸してより力を増す様にすることを表します。
「加勢」の言葉の使い方
「加勢」は名詞として「加勢する・した」「加勢を得る」などと使われます。
「加」は「くわ(える)」とも読み「その上に足す」「行為をおよぼすという意味、「勢」は「いきお(い)」とも読み「他を押さえ取り仕切る力」という意味、「加勢」で「その人が持つ他を押さえ取り仕切る力に、更に上から足して助けること」になります。
「助力」とは?
「助力」は「じょりょく」と読みます。
意味は「他の人に足りない力がある時に、その力を自分が貸して支えること」です。
他の人が進めている活動で、不足している部分を補って支えることを表します。
「助力」の言葉の使い方
「助力」は名詞として「助力する・した」「助力願います」などと使われます。
「助」は「たす(ける)」とも読み「力を貸して危険な状態から逃れさせる」「不十分なところを補い、ものごとがうまく運ぶように手助けする」という意味、「力」は「ちから」とも読み「肉体的、精神的なちから」「その物に備わる働きや勢い」という意味、「助力」で「その人に備わる働きや勢いの、不十分なところを補い、ものごとがうまく運ぶ様に支えること」になります。
「加勢」と「助力」の違い
「加勢」は「その人が持つ他を押さえ取り仕切る力に、更に上から足して助けること」です。
「助力」は「その人に備わる働きや勢いの、不十分なところを補い、ものごとがうまく運ぶ様に支えること」です。
「加勢」の例文
「加勢」の例文は以下の通りです。
・『ケンカで友人に加勢する』
・『試合で元プロ選手に加勢してもらう』
・『論争で同僚に加勢する』
「助力」の例文
「助力」の例文は以下の通りです。
・『イベントの運営に助力する』
・『スポンサーとなり金銭面で助力する』
・『なにとぞご助力お願い申し上げます』
まとめ
今回は「加勢」と「助力」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。