「すぐさま」と「ただちに」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「すぐさま」と「ただちに」の違いとは?違い

この記事では、「すぐさま」「ただちに」の違いを分かりやすく説明していきます。

「すぐさま」とは?

何かが起きた後に時間をほとんど置かないで行動することを表す言葉です。

文語的な響きがあり、無意志的な動作に使われることが多いと考えられます。

例えば、「泥棒は警察を見てすぐさま逃げ出した」「彼は手紙を読んですぐさま返事を書いた」というように使えます。


「ただちに」とは?

時間を少しも置かないで行動することを表す言葉です。

緊急性や危険性が高い場合や、かたい場面で使われることが多いと考えられます。

例えば、「火事だ!直ちに避難してください」「直ちに書類を作成いたします」というように使えます。


「すぐさま」と「ただちに」の違い

「すぐさま」「ただちに」の違いを、分かりやすく解説します。

「すぐさま」「ただちに」は、どちらも時間をほとんど置かないで行動することを表す言葉ですが、ニュアンスや使い方には違いがあります。

「すぐさま」は、無意志的な動作や自然現象に使われることが多く、文語的な響きがあります。

その一方で、「ただちに」は、緊急性や危険性が高い場合や、命令や要求を強く伝える場合に使われることが多く、かたい表現です。

「すぐさま」の例文

・『彼はすぐさま彼女に電話をかけた』
・『今日は部活がないから、授業が終わったらすぐさま家に帰るとしよう』

「ただちに」の例文

・『この書類は重要なので、ただちに作成するようにしましょう』
・『地震が発生した場合は、ただちに避難してください』

まとめ

「すぐさま」「ただちに」はどちらも時間的に間を置かないさまを表す副詞ですが、ニュアンスや使い方には違いがあります。

「すぐさま」は、柔らかくて親しみやすい印象の言葉で、日常会話や文学作品などでよく使われます。

その一方で、「ただちに」は、かしこまっていて緊急性や危険性が高い印象の言葉で、ビジネスや公的な場面などでよく使われます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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