この記事では、「カレー粉」【かれーこ】と「カレーパウダー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「カレー粉」とは?
日本では、カレーの味と香りを付けるものを「カレー粉」【かれーこ】といいます。
「粉」といった部分が漢字で書かれている商品であり、野菜や肉といった具をお湯で茹でたとき、数回振りかけるだけで簡単に独特なカレー色を出せます。
粉タイプであるため、焼き魚や肉料理に振りかけやすく、ダマにならず調理ができるのも便利なところです。
抗酸化作用を持つスパイスを色々と使っているため食材が日持ちします。
香りとほどよい辛みの配合がバランス良く調合してあるため、自分で調合する必要性がないので材料を買うコストを下げられる粉です。
「カレーパウダー」とは?
簡単にカレーの色と風味を付け足せるのが「カレーパウダー」です。
「粉」を「パウダー」と書くだけで、「カレー粉」とほとんど味や香り、色、含まれている原料に違いはありません。
使われている材料にもターメリックやコリアンダーといった色づけするものが入っているのが特徴的です。
このパウダーには今の味よりも甘くできるものから、深みを加えられるスペシャル、辛くないアロマなど様々な商品が揃います。
「カレー粉」と「カレーパウダー」の違い
「カレー粉」と「カレーパウダー」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもコリアンダーやクミンといった香辛料を含む粉であり、そこにターメリックで色づけしてあるところは同じです。
ですが、日本では「カレー粉」の方が早く出回り、パウダーの純国産が誕生したのは大正に入ってからでした。
そんな「カレー粉」は英国で誕生し、日本でも馴染み深いものになりましたが、日本人の舌に合うよう独自製法によってエスビー食品の山崎峯次郎氏が開発したものが現在まで使われている「カレーパウダー」になります。
「カレー粉」よりも味の種類が多く、より溶けやすさを追求しているところが違う点です。
まとめ
どちらもまったく同じものですが、粉かパウダーの違いがあったり、味の種類も異なりますので、食べ比べしてみるのも新たな発見ができるでしょう。