この記事では、「カルボナーラ」と「カチョエペペ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「カルボナーラ」とは?
鶏の卵黄やチーズ、ベーコンをソースの材料にして作られる麺料理が「カルボナーラ」といいます。
フライパンでベーコンや玉葱を炒めて、黒胡椒やチーズを入れて炒めたら、そこにお湯で硬めに茹でたスパゲッティと卵黄を入れてさっと絡めて作るわけです。
“Carbonara”と書いたこの言葉には「炭焼職人風」という意味があり、パンチェッタやグアンチャーレ、黒胡椒、チーズ、卵黄を入れたソースを指す言葉です。
この料理が誕生した経緯は、イタリア人の料理人がローマ街にいた米兵の舌に合わせて、ベーコンや卵を混ぜたソースに仕上げたのでした。
「カチョエペペ」とは?
胡椒とペコリーノロマーノというチーズを麺に絡めた料理が「カチョエペペ」です。
イタリア語で黒胡椒を意味する「カチョエペペ」の麺は、日本のスパゲッティとは違う手打ちの太いトンナレッリを使っています。
スペルは“cacio pepe”と書き、「チーズ」を意味するカチョ、エは二つの言葉をつなげる「と」となり、「胡椒」という意味合いがあるペペを掛け合わせた言葉です。
この麺料理はイタリア国内では郷土料理として食べられている麺料理になります。
「カルボナーラ」と「カチョエペペ」の違い
「カルボナーラ」と「カチョエペペ」の違いを、分かりやすく解説します。
パンチェッタを入れて深みを出し、卵黄やベーコン、チーズに加えて生クリームでコクと滑らかさを出すのが「カルボナーラ」です。
日本ではパルメザンチーズやバターを入れて調理します。
もう一方の「カチョエペペ」はスパゲッティ料理であり、ペコリーノロマーノチーズと胡椒を混ぜるわけです。
茹で汁を少し入れて胡椒をたっぷり振りかけて混ぜますが、中にはベーコンや魚介類を入れる場合もあり、乳製品とスパイスの簡単な味を楽しむ料理です。
まとめ
どちらも麺料理に関連する言葉ですが、入れる材料に違いがあったり味も異なりますので、自分なりに比較してみるといいでしょう。