この記事では、「カルト宗教」【かるとしゅうきょう】と「新興宗教」【しんこうしゅうきょう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「カルト宗教」とは?
信者に圧をかけて洗脳したり、悪い思想を良いように植えつける団体を「カルト宗教」【かるとしゅうきょう】といいます。
礼拝や崇拝を意味する“cultus”(カルタス)というラテン語を語源とする言葉であり、儀礼といった活動を中心に行うわけです。
信者を独自の思想に強く引き付けて、共感させると熱狂し、上部からの特殊な考え方を植え付けていきます。
この「カルト宗教」は信者を強引にマインド・コントロールして逆らえない状態にしたり、多額の寄付させるといった悪質な行為させるのです。
「新興宗教」とは?
清く、正しい思考を持ち、信者のことを考えて活動するのが「新興宗教」【しんこうしゅうきょう】です。
明治時代に入るとその活動が活発になり、今までの古い考え方を見直して新しい発想で宗教を築き上げました。
言葉巧みに勧誘しては多くの信者を集め、日本各地へ勢力的に活動して規模を拡大する団体が多い傾向が見られます。
大衆思想に働きかけ、人を宗教の魅力に引き込んでは信者同士を結婚させたり、壷や書籍を購入させてお金を集めるわけです。
「カルト宗教」と「信仰宗教」の違い
「カルト宗教」と「信仰宗教」の違いを、分かりやすく解説します。
信者に対して反社会的な教えをしたり、頭を洗脳して思うがままに操る、家族をも巻き込んでいいように行動させるといった危険性がある団体を「カルト宗教」といいます。
例えば、自分達がこの世の中で一番正しい思考を持つ団体であると信者に植え付けたり、政治にたてつく、弾圧するといった行動を見せるのです。
もう一方の「新興宗教」の歴史は浅く、日本では江戸時代の幕末に登場した団体を指します。
一見、信者の悩みに寄り添い、貧困や病気といった問題を一緒に解決するかに見せかけて心を掴み、多額のお布施させたり、信者数を増やすといった問題が見られるのです。
まとめ
似ているようでやっていることや思想、活動に違いがありますので、自分なりに異なる点を比べる工夫してみるといいでしょう。