この記事では、「居宅」【きょたく】と「自宅」【じたく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「居宅」とは?意味
人が住んでいる家を「居宅」【きょたく】といいます。
衣食住するためのすまいを指し、住所があり、郵便物が届く場所を呼ぶわけです。
子供が学校に通い、親は会社に通勤するためそこで食事してから家を出て、仕事が終われば帰って寝る家を主に「居宅」といいます。
そのため、一時的に住居を借りて住む単身赴任用の部屋は「居宅」とは言いません。
「自宅」とは?意味
自分が住む生活の中心になる家を「自宅」【じたく】といいます。
食事をしたり、就寝する、趣味するなど自分が生活して楽しむ場所を指す言葉であり、ここを拠点にして過ごす場所という意味があるわけです。
例えば、会社が震災で倒壊してしまい、仕事ができないときは社員を「自宅待機」させて再会するまで待たせる場所になります。
「居宅」と「自宅」の違い
「居宅」と「自宅」の違いを、分かりやすく解説します。
ガスや水道を契約して、そこで生活する所を「居宅」といいます。
役所に住所登録してあり、自分が住むために借りているアパートやマンション、購入した一軒屋であることが必要です。
そのため、ホテルや旅館、単身赴任で借りている部屋は「居住」とは言えません。
もう一方の「自宅」は、自分の家という意味が強い言葉です。
「自宅飲み」といった言い方をするときは自分の家でお酒を飲んで楽しみ、時間を使うという意味になります。
「居宅」の例文
・『祖父が入る特別養護老人ホームに行くため、お茶菓子を買った』
・『友人の新しい居宅に招待されたとき、お洒落な外観に驚いた』
「自宅」の例文
・『大勢で飲むよりも、私は一人で自宅飲みして楽しんだ』
・『入院するよりも、自宅待機して病を治すことにした』
まとめ
どちらも自分が住む建物を指す言葉ですが、意味や使い方に違いがありますので、自分なりに学んで使い分けてみるといいでしょう。
