この記事では、「裏側」と「背面」の違いを分かりやすく説明していきます。
「裏側」とは?
「モノの裏側の面」を指す言葉です。
例えば、チラシの裏や本の裏表紙など、物理的に表面と反対にあるものを「裏側」と言います。
また、「裏側」には、「外からは見えない内部事情、裏話」という意味もあります。
例えば、政界の裏側や事件の裏側など、表に出ない秘密や真相を「裏側」と言います。
「背面」とは?
「モノの後ろ側の面」を指す言葉です。
例えば、シャツの背面や石碑の背面など、前後の関係で見えない側を「背面」と言います。
また、「背面」には、「事件などの背景となる物語や真実」という意味もあります。
例えば、事件の背面や人物の背面など、表面だけでは分からない理由や動機を「背面」と言います。
「裏側」と「背面」の違い
「裏側」と「背面」の違いを、分かりやすく解説します。
「裏側」と「背面」の違いは、「表裏か前後か」で区別されます。
シャツを例にすると、「裏側」は生地をめくると見える肌に触れる側のことを指します。
裏返しにシャツを着たときに間違って表になってしまう側が「裏側」です。
シャツの「背面」が指すのは背中側の部分です。
物体としての前後関係を意味するのが「背面」であり、前後逆に着たときに腹側に来る部分が「背面」に当たります。
「裏側」の例文
・『政界の裏側には、一般人には知られていない秘密がたくさんある』
・『テスト用紙の裏側にも問題があることに気がついた』
「背面」の例文
・『事件の背面には、思わぬ真相が隠されていた』
・『この絵は背面にサインが書いてある』
まとめ
「裏側」と「背面」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い分けが難しいこともありますね。
「裏側」とは、物の表面と反対にある面や、物事の外からは見えない内部のことを指します。
その一方で、「背面」とは、物の前面と反対にある面や、物事の裏に隠されている別の面のことを指します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。