風邪などを引いて扁桃腺が腫れている状態では、「飲み込む」ときに痛みが伴うために、食事をすること自体が嫌になってしまいます。
しかし、そのような時こそ栄養補給が必要なので、お粥のようなものが重宝されます。
それでは、この「飲み込む」とはどういう意味でしょうか。
また、「呑み込む」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「飲み込む」と「呑み込む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「飲み込む」とは?
「飲み込む」とは、文字通り、何かを口に入れて喉を通すということを表す言葉で、「飲む」という動詞に「込む」という言葉がついたものです。
「飲む」というのは、もともとは液体のような引っ掛かりのないものを喉から食道に入れるということを示すものですが、後述の漢字の代替として「飲み込む」が使われています。
「呑み込む」とは?
「呑み込む」とは、文字通り、何かを口に入れて喉を通すということを表す言葉で、「呑む」という動詞に「込む」という言葉がついたものです。
「呑む」というのは、固形物のようなものを喉から食道に入れるという意味ですが、「込む」がつくことによって、その状態を強調する効果を持っています。
「飲み込む」と「呑み込む」の違い
「飲み込む」と「呑み込む」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、固形物に近いものを食堂に入れるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、本来は「呑み込む」が正解であったものが、「呑」の字がポピュラーではなかったために「飲み込む」を代わりに使うことが多くなって、結局は置き換わったというものなので、意味は全く同じということになります。
「飲み込む」の例文
・『しゃっくりを止めたいときはご飯粒を飲み込むと良いと言われています』
・『風邪のときはものを飲み込むのが辛いです』
「呑み込む」の例文
・『しゃっくりを止めたいときはご飯粒を呑み込むと良いと言われています』
・『風邪のときはものを呑み込むのが辛いです』
まとめ
この記事では、「飲み込む」と「呑み込む」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。