「引鉄」と「引金」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「引鉄」と「引金」の違いとは?違い

この記事では、「引鉄」「引金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「引鉄(ひきがね)」とは?

「引鉄」「拳銃や小銃などに装着してある湾曲した金具のことであり、指で引くことによって弾丸を発射できる」、転じて「物事が引き起こされるきっかけ」という意味を表す言葉です。

「鉄」という漢字は音読みでは「てつ」と読みますが、訓読みでは「くろがね」「かね」と読みます。


「引鉄」の使い方

「引鉄」は名詞として使われています。


「引金(ひきがね)」とは?

「引金」は先述した「引鉄」と同じく「拳銃や小銃などに装着してある湾曲した金具のことであり、指で引くことによって弾丸を発射できる」、転じて「物事が引き起こされるきっかけ」という意味を表す言葉です。

「引金」の使い方

「引金」は名詞として使われています。

「引鉄」と「引金」の違い

結論から述べると、「引鉄」「引金」は漢字の表記が違うだけで、全く同じ意味を表す同義語です。

「引鉄」「引金」は英語では“trigger”へ訳されます。

ただし、「鉄」を訓読みで「かね」と読むケースは非常に少なく、一般的には「引金」の表記が用いられています。

「引鉄」の例文

・『引鉄を引いた瞬間、大きな音とともに弾丸が発射された』
・『この拳銃は引金の部分まで細かいエングレーブが施されている』
・『毎日、暴飲暴食を行ったことが生活習慣病を発症する引鉄になったと思う』

「引金」の例文

・『マウスの左クリックを押すことで、ゲームの操作キャラが銃の引金を引く』
・『国王が厳しい増税を課したことが民衆が暴動を起こす引金となった』
・『ピストルの引金を引いた瞬間、腕を伝って鈍い衝撃が体に走った』

まとめ

「引鉄」「引金」は漢字の表記が違うだけの同義語です。

ただし、「引鉄」の表記が用いられるケースは極端に少なく、「引金」と表記されるケースがほとんどということでした。

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