「感銘」と「肝銘」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「感銘」と「感服」の違いとは?違い

この記事では、「感銘」「肝銘」の違いを分かりやすく説明していきます。

「感銘」とは?

感銘は、かんめいと読むべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、心が動くや心を動かす、心の動き等の意味を持っている感の漢字に、心に刻みつけるといった意味を所有する銘の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。

以上の事から感銘は、忘れられない程に深く感じる事を示すのです。

要するに、非常に深い感動を覚えた際に、この感銘の言葉が用いられています。


「肝銘」とは?

肝銘は、かんめいと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、精神が働いている場としてのきもという意味の肝の漢字に、心に刻み込んで忘れはしないという意味がある銘の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に肝銘は、心に深く刻み込んで忘れない事を表すのです。

つまりは、心がある場所が心臓の様な臓器であると考え、そこに忘れられない程の感動を深く刻み込むという意味の言葉としてこの肝銘は使われています。


「感銘」と「肝銘」の違い

感銘と肝銘の漢字表記を並べて見比べを実行してみると、最初の漢字が感と肝という違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。

所が2文字目の漢字は同じ銘である上に、どちらも、忘れられない程に深く心に刻み込む、という同じ意味を所有している言葉同士となっています。

同じ意味を表現する言葉同士ですが、感銘の方は心が感じるという意味をシンプルに表現した言葉であり、肝銘の方は、心の場所が臓器にあると考えて表現した言葉です。

そのため現代では、感銘と表現した方が伝わり易いと言えます。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、共に、忘れられない程に深く感じる、という同じ意味を持つ言葉同士です。

ですが違いを見出すとすれば、感銘はよりシンプルに心に感じる、事を表す言葉となっています。

対する肝銘は、心の場所を心臓等の臓器に喩えて表現された言葉であるため、現在では感銘を使用した方が、相手に伝わり易いです。

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