例えば、誰かが作った絵画や音楽、あるいは文章にも触れることによって心をうごかされたりその内容が素晴らしいことに感動したりします。
そのような時に使われるのが「感銘」という言葉です。
それでは、この「感銘」とはどういう意味でしょうか。
また、「感服」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「感銘」と「感服」の違いを分かりやすく説明していきます。
「感銘」とは?
「感銘」とは、何かの作品や言葉などに触れることによって心をうごかされた時に使われる表現です。
「感服」とは?
「感服」とは、主に誰かの技術や力量などに触れて心をうごかされた時に使われる表現です。
「感銘」と「感服」の違い
「感銘」と「感服」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、何かに感動したり感心したりした時に使われる表現であるのは同じですが、実際には大きな違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、誰かが発した言葉や作った作品に心をうごかされるのが「感銘」であり、誰かの技術や行動の完璧さに心をうごかされたのが「感服」ということになります。
したがって、言葉に関しては「感銘」することが多いですが、「感服」することもあります。
その時、素晴らしさに感心するのが「感銘」で、パーフェクトさに感心するのが「感服」ということです。
「感銘」の例文
・『先生のお言葉に深く「感銘」を受けました』
・『この小説に描かれた主人公の人生の波乱万丈さに「感銘」を受けました』
「感服」の例文
・『先生の深い洞察力には「感服」いたしました』
・『この郷土玩具の高度な作りと作家の技術に「感服」しました』
まとめ
この記事では、「感銘」と「感服」の違いを、解説してきました。
序文でも言及したように、世の中には「感銘」や「感服」することが多いので、このような言葉を使う機会は頻繁にあります。
しかし、その対象やシチュエーションにそぐわない表現をすることによってその気持ちが台無しになる可能性もあるので注意が必要です。