この記事では、「フロウ」と「バース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フロウ」とは?
「フロウ」とは歌の歌い方や歌いまわしを指す言葉です。
ラップは歌詞であるリリックを相手に届け印象に残すことがキモなので、一本調子で歌うのではなく声の高低や強弱を工夫したり、速度を速くしたり遅くしたりという工夫をします。
この抑揚やテンポにのような歌い方がフロウです。
同じ曲同じ歌詞でもフロウが違えば歌全体の印象が違ってきます。
演歌はコブシが重要と言われるように、ラップを歌うならフロウをしっかりと使うことが肝要です。
「バース」とは?
「バース」とはラップの歌を構成する一部分で、フックに繋がる箇所を指します。
フックは歌の山場であり他の歌でいうサビにあたるので、それに繋がるバースはAメロやそBメロにあたる部分と言っていいでしょう。
フックほどのインパクトはありませんが、フックを印象的にするためにはバースによるタメや準備が必要不可欠です。
またラップの歌が他の歌でいうAメロBメロサビという流れになっていた場合、AメロやBメロといった一小節を1バースとも呼びます。
「フロウ」と「バース」の違い
「フロウ」と「バース」の違いを、分かりやすく解説します。
ラップの歌いまわしが「フロウ」で、ラップにおけるAメロやBメロが「バース」です。
「フロウ」は歌い方のことなのでAメロBメロだけでなくサビなど歌詞のある部分全てに関わるものですが、「バース」は一曲の中でもサビにあたるフックに繋がるAメロやBメロという小節だけを指します。
まとめ
ラップの歌いまわしを指すのが「フロウ」で、「バース」はラップにおいて小節のAメロやBメロを指す言葉です。
バースは続くフックを盛り上げることを意識してフロウでの工夫が求められますが、フロウは単純に歌い方の抑揚やテンポを指す言葉なので、バースだけでなくその後のフックでも重要になります。