それでは、この「被子植物」とはどういう意味でしょうか。
また、「種子植物」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「被子植物」と「種子植物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「被子植物」とは?
「被子植物」とは、植物の大きな分類のひとつで、後で説明する「種子植物」のひとつである、「種」で増える植物のことを表す言葉です。
この「被子植物」はユリ、チューリップなどの「単子葉類」とサクラ、アサガオ、タンポポなどの「双子葉類」にわけられます。
英語では、「angiosperm」と表現されます。
「種子植物」とは?
「種子植物」とは、植物の分類の一つで、「種」で増えてゆく植物のことを表す言葉です。
逆に言えば「種子植物」以外の植物は「シダ植物」と「コケ植物」になり、「種」以外の方法で増える植物のことです。
英語では、「seed plane」あるいは「Spermatophyta」と表現されます。
「被子植物」と「種子植物」の違い
「被子植物」と「種子植物」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、植物の分類の中で「種子植物」に分られる種類であることは同じですが、そもそも集合としてのカテゴリーが違います。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、植物のほとんどを占める分類が「種子植物」であり、そのなかで、種のもとである「胚珠」が外から見えていないのが「被子植物」である、ということになります。
そもそも、「種子植物」というのは「被子植物」と「裸子植物」に分けられるので、「裸子植物」以外の「種子植物」が「被子植物」であるということもできます。
まとめ
この記事では、「被子植物」と「種子植物」の違いを、解説してきました。
植物には多くの種類がありますが、その種類の数で言えば、「種子植物」が最も多く、その中でも「被子植物」がほとんどです。
つまり、植物のほとんどの種類は「被子植物」に分けられると言えます。