この記事では、「ササニシキ」と「コシヒカリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ササニシキ」とは?
「ササニシキ」とは、イネ科イネ属に分類されているイネの品種の一つで、うるち米の銘柄でもあります。
うるち米とは、普段の食事で食べているお米のことです。
「ササニシキ」は母「ハツニシキ(当時は奥羽224号)」と、父「ササシグレ」を交配して誕生しました。
「ササニシキ」は東北地方の温暖な平野で、主に栽培されています。
「ササニシキ」はアミロースの割合が多いため、昔ながらのあっさりとした味わいが特徴です。
現在では主に寿司などに用いられています。
「コシヒカリ」とは?
「コシヒカリ」とは、イネ科イネ属に属しているイネの品種の一つで、うるち米の銘柄にもなっています。
「コシヒカリBL」も「コシヒカリ」の銘柄で販売されていますが、「コシヒカリ」とは品種が異なります。
「コシヒカリBL」の「BL」は、いもち病抵抗性系統の略で、「コシヒカリ」を親とし、いもち病に強い品種として誕生しました。
「コシヒカリ」は日本の東北地方より南の各地域で栽培されています。
「コシヒカリ」は母「農林22号」と、父「農林1号」を交配して誕生した品種です。
粘りの強いもっちりとした食感と、甘みのある味わいが特徴です。
現在、「コシヒカリ」は日本でのうるち米の作付面積では最大の品種となっています。
「ササニシキ」と「コシヒカリ」の違い
「ササニシキ」と「コシヒカリ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ササニシキ」の母である「ハツニシキ」と「コシヒカリ」は、母「農林22号」と、父「農林1号」を交配して誕生した品種で、「ササニシキ」と「コシヒカリ」は親戚関係にあたります。
「ササニシキ」はあっさりとした昔ながらのお米の味わいがあります。
一方、「コシヒカリ」は粘りがあり、もちもちとした食感で、甘みのある味わいです。
「ササニシキ」と「コシヒカリ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
かつては、「東の横綱ササニシキ、西の横綱コシヒカリ」とも言われていた歴史があります。
今回は「ササニシキ」と「コシヒカリ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「ササニシキ」と「コシヒカリ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。