「karat」と「carat」の違いとは?分かりやすく解釈

「karat」と「carat」の違いとは?違い

この記事では、「karat」「carat」の違いを分かりやすく説明していきます。

「karat(カラット)」とは?

「karat」とは、「金の純度を質量の24分率で表す単位」のことです。

したがって、「24karat」が金の純度の最高値であり、「24karat=純金」ということになります。

日本では「24金」「10金」などのように「金」を用いて略式表示されるケースもあります。

指輪の内側に「K10」「K18」という刻印がされているのを見かけたことはないでしょうか? これは「K10」であれば「10金」で指輪を制作したことを表しており、「K18」であれば「18金」で指輪を制作したことを表しているのです。

ちなみに、「karat」の由来は後述する質量を表す単位「carat」に因んでいます。

中世の時代、質量24caratのマルク金貨が製造された際に、マルク金貨1枚の金の純度を「carat」で表示したことから「karat」が用いられるようになったそうです。

そのため、アメリカでは“karat”と表記されますが、フランスやイギリスでは“carat”と表記されます。


「carat(カラット/キャラット)」とは?

「carat」とは、「宝石の質量を表す単位」のことであり、「1carat=200mg」と定義されています。

「carat」の表示は先述した「karat」とは違い、単位は入れずに数字のみを刻印するのが一般的です。

「carat」という言葉は遡ると、「イナゴマメ」を意味する古代ギリシア語に由来しています。

一粒ごとの重さにバラツキが少ない「イナゴマメ」は当時、計量に利用されていました。

宝石の重さを計量するときも「イナゴマメ何粒分の重さか」で量っていたため、そのまま「carat」が宝石の質量を表す単位として用いられるようになったと言われています。


「karat」と「carat」の違い

「karat」「金の純度を質量の24分率で表す単位」であり、「carat」「宝石の質量を表す単位」のことです。

ちなみに、字面がそっくりな「karat」「carat」ですが、これは「karat」「carat」に由来しているためなのです。

まとめ

「karat」とは、「金の純度を質量の24分率で表す単位」のことであり、「24karat=純金」ということになります。

「carat」とは、「宝石の質量を表す単位」のことであり、「1carat=200mg」と定義されています。

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