この記事では、「オヒシバ」と「メヒシバ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オヒシバ」とは?
オヒシバとは、イネ科オヒシバ属に属する植物のことをいいます。
日本では本州から南に分布していて、道端などでもよく見かけます。
少ない栄養でも成長する逞しい植物で、日光があたれば公園や河川敷、グラウンド、農地などあらゆる場所で成育することができます。
アスファルトの隙間から育つオヒシバを見かけることもあります。
オヒシバの花期は8月から10月にかけてで、先端に複数の穂がつきます。
1つの小さい穂にはいくつかの小花が含まれます。
また、オヒシバは茎が丈夫で引きちぎるのが難しいため、チカラグサ(力草)と呼ばれることもあります。
「メヒシバ」とは?
メヒシバとは、イネ科メヒシバ属に属する植物のことをいいます。
メヒシバも道端などで見かける雑草の一種です。
世界では熱帯から温帯の幅広い地域に分布しており、日本でも北海道から沖縄まで全域に分布しています。
生活に身近な場所に存在しますが、生命力が強いため畑では厄介者扱いされます。
適応力も高い植物で、放っておくとあっという間に増えてしまいます。
メヒシバは稲に似ていて、花期は7月から11月にかけてです。
「オヒシバ」と「メヒシバ」の違い
オヒシバもメヒシバもイネ科の植物で、道端などで見かける雑草の一種です。
オヒシバは漢字で書くと「雄日芝」で、メヒシバは漢字で書くと「雌日芝」になります。
ヒシバ(日芝)は日なたに出る芝という意味です。
オヒシバとメヒシバは見た目が良く似ていますが、オヒシバの方が茎が太くてがっしりしているため「雄」という名前が付けられました。
それに対してメヒシバは、茎が細くて繊細だったので「雌」と名付けられたのです。
まとめ
オヒシバとメヒシバを比較すると、オヒシバの方が茎が太くてがっしりとした見た目をしています。
メヒシバはオヒシバに比べると茎が細く、繊細です。