実力を出す時に使う言葉には「真骨頂」や「本領発揮」があります。
この記事では、「真骨頂」と「本領発揮」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真骨頂」とは?
「真骨頂」は「しんこっちょう」と読む言葉であり、本来の姿や真実の姿、実力、真面目さを表す言葉です。
この言葉は「真骨頂を示す」や「真骨頂を発揮する」のように使います。
この言葉に使われている「骨頂」は程度やレベルがこの上ないものを示す意味があり、こちらは非常に愚かという意味の「愚の骨頂」という使い方が有名です。
「本領発揮」とは?
「本領発揮」は自分の能力や持ち味を十分に出すことを表す言葉であり、最大限の力を出す時に使います。
この言葉に使われている「本領」はその人が本来持ち合わせている能力や才能という意味と、中世における私領を表す意味があります。
「本領」は現代だと前者の意味で使われることが多く、本気や実力を出す時に「本領発揮」が使われます。
「本領発揮」の類義語には「腕を振るう」や「腕に寄りをかける」が有名です。
「真骨頂」と「本領発揮」の違い
この2つはどちらも自分が持っている本来の実力を出す時に使う言葉です。
「真骨頂」は「真骨頂を発揮する」のように使います。
「本領発揮」は自分が持っている持ち味や長所を存分に出すことを表す時に使います。
「真骨頂」の例文
・『この映画の真骨頂はアクションシーンにあり、迫力満点なところがとても気に入っています』
・『彼の真骨頂は頭のキレるキャラであり、喋り方にもカリスマ性が宿っています』
「本領発揮」の例文
・『彼女が掃除に対して本領発揮すると、あっという間に部屋が片付きます』
・『得意な研究で本領発揮したことにより、見事な論文が完成しました』
まとめ
「真骨頂」や「本領発揮」は自分が持っている本来の実力を出すことやこれを用いて活躍することを表す言葉です。
「愚の骨頂」は非常に愚かなことを表す言葉であり、こちらも色々な場面で使われています。