この記事では、「紳士協定」と「暗黙のルール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紳士協定」とは?
「紳士協定」は「しんしきょうてい」と読みます。
意味は「書面によるの公式な手続きは取らないが、お互いに取り決めを守ると信頼することで取り交わす約束のこと」です。
正式な手続きはせずに、お互いが相手を信頼して、決める約束や協定のことです。
「紳士協定」の言葉の使い方
「紳士協定」はビジネス用語・政治用語などとして、国家・組織・個人を問わず幅広く使われます。
「紳士+協定」で成り立っている語で、「紳士」は「上流階級の男性」「上品で礼儀正しく、教養の高いりっぱな男性」という意味、「協定」は「紛争・競争などを避けるため、協議して取り決めをすること」「国家間の文書による合意」という意味、「紳士協定」で「礼儀正しく教養の高い人同士が結ぶ、平和的な取り決め」になります。
英語の「gentlemen’s agreement」を和訳したものです。
「暗黙のルール」とは?
「暗黙のルール」は「あんもくのルール」と読みます。
意味は「明言・明文化されていないが、誰もがそうするものとして従っている規則のこと」です。
はっきりと決められてはいませんが、その組織、集団で、その場合はそうするものと決まっていることを表します。
「暗黙のルール」の言葉の使い方
「暗黙のルール」はビジネスから日常用語まで幅広く使われます。
「暗黙+の+ルール」で成り立っている語で、「暗黙」は「口に出さずだまっていること」という意味、「ルール」は英語の「rule」が日本語化した語で「規則」「決まり」という意味、「暗黙のルール」で「口に出さずだまって従う決まり」になります。
基本的に、限定された組織や集団で使われる言葉です。
「紳士協定」と「暗黙のルール」の違い
「紳士協定」は「お互いに取り決めを守ると信頼することで取り交わす約束のこと」です。
「暗黙のルール」は「組織・集団で、口に出さずだまって従う決まりのこと」です。
まとめ
今回は「紳士協定」と「暗黙のルール」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。