「粋」と「野暮」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「粋」と「野暮」の違いとは?違い

「粋」「野暮」は人の性格を表す言葉であり、正反対の意味を持つ言葉です。

この記事では、「粋」「野暮」の違いを分かりやすく説明していきます。

「粋」とは?

「粋」とは人の態度や気質、性格、外見などがさっぱりとしていることを表す言葉です。

「粋」はこれに加えて色気を持っているのが特徴であり、異性などにモテる性格となっています。

「粋」はこれ以外にも他人に対する人情や機微、恋愛関係についての理解が深いことを表す時にも使うことが可能です。

「粋」の類義語には「小粋」があり、こちらは少しだけオシャレなことや粋である様を表す時に使います。


「野暮」とは?

「野暮」とは人情の機微に疎いことや話の融通が利かないことを表す言葉です。

「野暮」はこのような性格からわからず屋とも呼ばれています。

「野暮」はこれ以外にも趣味や言動が洗練されていないことを表す意味があり、こちらは無粋と呼ばれています。

さらに「野暮」は男女の恋愛関係に対して疎いことや機微が分からないことを表す時にも使うことが可能です。

「野暮ったい」とは垢抜けていない状態や姿を現す時に使う言葉です。


「粋」と「野暮」の違い

「粋」「野暮」はそれぞれ反対の意味を持つ言葉です。

「粋」はさっぱりとした性格や色気を持っていることや人の機微が分かる人を表しており、「野暮」はその反対のわからず屋や無骨な人を表します。

「粋」の例文

・『その歌舞伎俳優は実生活でも粋な人として知られています』
・『そのヤンキーは粋がっていたが、先輩が来ると礼儀正しくなりました』

「野暮」の例文

・『ラブコメによく出てくる野暮な性格の男性キャラはあまり好きではありません』
・『野暮ったい外見が嫌だったので、大学デビューとして髪をばっさり切りました』

まとめ

「粋」はさっぱりとした性格やオシャレな外見、色気がある様を示す言葉です。

「野暮」は反対に無骨や無粋な性格やわからず屋を示す言葉であり、ネガティブな意味の言葉として使われます。

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