この記事では、「意に介さない」と「動揺しない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「意に介さない」とは?
問題が起きても気にしないという意味がある言葉を「意に介さない」【いにかいさない】といいます。
内容を深堀しては気にしたり、周囲の悪い評価を聞いても気持ちが揺らぐといったこともなく、自分の考え方を貫ける人の姿勢を指すのです。
このような人は悪い噂を耳にしても動揺せず、前向きな姿勢で物事に挑めるのが高い評価に繋がります。
「動揺しない」とは?
商談相手と問題が起きて、仕事が破談になったとしても酷く心を取り乱さないことを「動揺しない」【どうようしない】といいます。
会社が倒産すると耳にしても取り乱さず、冷静に転職先を考えられる人の様子を指す言葉です。
それほど常に物事を受け止められる平静さがあり、感情を自分でうまく抑えられます。
平常心を持ち、驚かないためのメンタルが高い人に適した言葉です。
「意に介さない」と「動揺しない」の違い
「意味に介さない」と「動揺しない」の違いを、分かりやすく解説します。
人の意見で考え方を変えたり、評価されても気にしないことを「意に介さない」といいます。
人の意見によ自分が持つ思考を変えたりせず、しっかりした気持ちで行動ができるのです。
もう一方の「動揺しない」は、何が起きても取り乱して発狂したり、苛立つこともなく、冷静に対応できます。
平常心を持つ人はいつもゆったりとした余裕ある考え方ができ、何をどう判断して動けばいいかしっかり考えては動くのが得意です。
「意に介さない」の例文
・『姉は昔から意に介さない人であり、簡単に噂には流されない』
・『意に介さない兄は、敵国の女性と結婚する夢を実現させた』
「動揺しない」の例文
・『強盗に遭っても動揺しない兄の姿に、家族は唖然としてしまった』
・『爆弾が埋められていても動揺しない処理班の姿が凛々しい』
まとめ
周囲に意見されても慌てて行動するのではなく、取り乱さずに自分の考え方で動ける人を指す言葉をご紹介しました。
ときに、どのような場面で使えば言葉に見合う使い方ができるか習得してみましょう。