「意志薄弱」と「優柔不断」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「意志薄弱」と「優柔不断」の違いとは?違い

この記事では、「意志薄弱」「優柔不断」の違いを分かりやすく説明していきます。

「意志薄弱」とは?

「意志薄弱」とは自分の考えで物事を選べなかったり、考えや決意を維持しにくいことです。

自分の考えに対する自信やこだわりがなく、どちらがいいか迷って決断できなかったり、人の意見に左右され流されてしまいがちなこととも言えます。

また一度決めたことはやり続けようという意志も続かず挫折してしまうことも含めて使われる事の多い言葉なので、決断力が低いことだけを指す言葉というわけでもありません。


「優柔不断」とは?

「優柔不断」とはぐずぐずとして煮えきらず決断力が弱いことです。

優柔という言葉は本来やわらかでゆったりとしているという良い意味の言葉でしたが、転じて気弱でウジウジとしている様子や性格という悪い意味で使われるようになってしまいました。

そこから発展してウジウジぐずぐずして断決できないという意味で生まれたのが優柔不断です。

煮えきらない性格と決断力のなさを指す言葉であり、決めた後については特に触れていない言葉になります。


「意志薄弱」と「優柔不断」の違い

「意志薄弱」「優柔不断」の違いを、分かりやすく解説します。

意志が弱く物事を自分で選べなかったり決めたことを長く続けられないのが「意志薄弱」で、ぐずぐずした性格で物事を決断できないのが「優柔不断」です。

「意志薄弱」は決断力だけでなく継続力もないことを指しますが、「優柔不断」は決断力だけが低いことを指し継続力についての意味は持ちません。

まとめ

決断力の弱さという点で共通している言葉ですが「意志薄弱」は決断力だけじゃなく継続力も欠けているという意味を含んでいるのに対し、「優柔不断」は継続力については何も触れていないというのが両者の違いです。

また意志薄弱は人の意見に流されやすいという意味で使われることも少なからずあるというのも、優柔不断との相違点と言えるでしょう。

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