この記事では、「ハラス」と「サーモン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハラス」とは?
腹の部分のことをいいます。
漢字で書く場合には、「腹須」になります。
「腹身」【はらみ】という場合もあります。
肉についていうこともありましたが、現在では鮭の腹についていうことが多く、マグロでは大トロの部分にあたります。
鮭のお腹の下の方を指し、内蔵を取り囲む骨より下の部分をいいます。
脂ののりがよく、旨みが凝縮されていることが特徴です。
一匹の鮭から2本しか取れない希少部位ですが、脂焼けしやすいことや、食べるところが少ないことなどから捨てられてしまうこともあり、比較的安く手に入ります。
「サーモン」とは?
鮭を英語で表すと「サーモン」になります。
よって、鮭と「サーモン」は同じ意味なのですが、日本で一般的に「サーモン」といった場合には、外国産の「トラウトサーモン」や「アトランティックサーモン」のことになります。
「トラウトサーモン」は、ニジマスを養殖したものです。
養殖地として有名なのは、南米のチリ、北欧のノルウェー、カナダなどです。
「アトランティックサーモン」は、日本名では「タイセイヨウサケ」といい、養殖されたものと、天然のものがあります。
市場に出回っているものは、ほとんどが養殖されたもので、チリ、カナダ、ノルウェーなどで養殖されています。
「アトランティックサーモン」は、世界中で食べられているので、「トラウトサーモン」に比べ、高価になっています。
「ハラス」と「サーモン」の違い
「ハラス」は魚の腹の部分を表す言葉で、「サーモン」は、「トラウトサーモン」や「アトランティックサーモン」を表す言葉です。
違いは、部位か、魚の種類かというところです。
まとめ
「トラウトサーモン」や「アトランティックサーモン」の「ハラス」は、シンプルに塩焼きにしたり、寿司や、炊き込みご飯に入れたりなど、様々な調理方法で楽しまれています。