この記事では、「出目金」と「蝶尾」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出目金」とは?
出目金は、でめきんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、普通よりも突き出た眼球といった意味の出目の漢字に、きんやきんぎょの略である金の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ出目金は、金魚の一品種で、目が著しく突き出たものを表すのです。
「出目金」の言葉の使い方
出目金は、大きく突き出た目が特徴的な金魚の一種を表現する際に使われる言葉となっています。
中国で突然変異を利用して作出された種で、日本には明治28年に渡来したという記録が残されている金魚に対して、使用される言葉です。
「蝶尾」とは?
蝶尾は、ちょうびと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ちょうや昆虫の名といった意味を持つ蝶の文字に、しっぽ等の意味を有する尾の文字を加える事で完成した言葉です。
以上の事から蝶尾は、上から見た時の尾びれが、蝶の翅を思わせる様な形状の中国産の金魚を示します。
「蝶尾」の言葉の使い方
蝶尾は、昭和50年代に日本に入って来た、中国原産の金魚に対して用いられる言葉です。
上から見た姿が蝶の翅に見える事からこの名が付けられたと言われており、目が飛び出ているのも特徴的な金魚となっています。
「出目金」と「蝶尾」の違い
出目金と蝶尾の漢字表記を見比べれば、使われている漢字も読み方も、全然違う言葉同士であると気付けるものです。
所がどちらも金魚の種類を表現する言葉であり、目が飛び出しているという特徴も似ています。
ですが出目金は、目の飛び出し方がより著しいという特徴があるのです。
一方の蝶尾は、上から見た時の尾びれが、蝶の翅の様に見える金魚を示します。
まとめ
2つの言葉は使用されている漢字も、読み方もまるで違う言葉同士です。
ですが共に、金魚を示す言葉であるため、混同する恐れがあります。
ただし出目金は、著しく目が飛び出した形状の金魚に使われる言葉です。
対する蝶尾は、上から見た尾びれが、蝶の翅の様に見えるという特徴を持つ金魚に用いられる言葉となっています。