この記事では、「トムソーヤ」と「ハックルベリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「トムソーヤ」とは?
トムソーヤとは、マーク・トウェインの小説「トム・ソーヤの冒険」に登場する主人公の少年です。
「トム・ソーヤの冒険」は1876年にアメリカで発表された少年少女向けの小説で、10歳の腕白少年トムソーヤが友人たちと繰り広げる冒険を描いています。
著者であるマーク・トウェインが子どもの頃に体験したことが元になっており、今でも世界中で愛され続けるロングセラー小説です。
日本ではテレビアニメ化もされました。
「ハックルベリー」とは?
ハックルベリーとは、「トム・ソーヤの冒険」に登場する主人公の友人です。
宿無しハックと呼ばれており、ホームレス同然の暮らしをしています。
主人公のトムソーヤとは大の親友で、一緒に遊んだりいたずらをしたりしています。
また、「トム・ソーヤの冒険」の続編となる「ハックルベリー・フィンの冒険」の主人公でもあります。
「トムソーヤ」と「ハックルベリー」の違い
トムソーヤが主人公の「トム・ソーヤの冒険」には、友人としてハックルベリーも登場します。
ハックルベリーはトムソーヤと共に様々な冒険をしており、物語に大きく関わっています。
ハックルベリーを主人公とする「ハックルベリー・フィンの冒険」にはトムソーヤは冒頭と終盤にのみ登場しており、物語に大きな関りはありません。
また、「ハックルベリー・フィンの冒険」はアルコール依存症を患う父親や黒人奴隷なども登場し、家族の問題や人種差別の問題、宗教の問題など当時のアメリカが抱える社会問題も描かれています。
日本では「トム・ソーヤの冒険」の方がよく知られており、「ハックルベリー・フィンの冒険」はそれほど知名度は高くありません。
まとめ
トムソーヤは「トム・ソーヤの冒険」に登場する主人公の少年で、ハックルベリーはトムソーヤの友人です。
また、「ハックルベリー・フィンの冒険」の主人公でもあります。