「漫」と「慢」の違いとは?分かりやすく解釈

「漫」と「慢」の違いとは?違い

「漫」「慢」は形が似ていることから間違いやすい漢字として有名です。

この記事では、「漫」「慢」の違いを分かりやすく説明していきます。

「漫」とは?

「漫」は音読みで「まん」「ばん」と読み、訓読みは「漫りに」「みだりに」「漫ろに」「そぞろに」と読みます。

「漫」は何となくや取り留めのさい様子を示す言葉であり、こちらは「散漫」「漫然」という使い方をします。

また「漫」はこれ以外にも広いという意味や面白いという意味があり、こちらは「爛漫」「漫画」「漫才」という熟語が有名です。


「慢」とは?

「慢」は音読みで「まん」「ばん」と読み、訓読みは「慢る」「おこたる」「おごる」「あなどる」と読みます。

「慢」は怠ける様子や驕る態度を示す言葉であり、こちらは「怠慢」「傲慢」などがあります。

「慢」はこれ以外にも緩やかな様子を示す意味があり、こちらは「緩慢」「慢性」という使い方が有名です。

病気を表す言葉には「慢性疾患」があり、こちらは病気や症状の治療が長期間続くものを示します。


「漫」と「慢」の違い

「漫」は取り留めのない様や広い様子を示す言葉であり、これ以外にも面白いものを表す時に使います。

「慢」は怠ける状態や驕る態度を示す言葉であり、これ以外にも緩やかな状態や様子を示す時に使います。

「漫」の例文

・『漫画のコンテストに向けて仕上げを終わらせました』
・『今年の漫才コンテストに優勝したコンビのネタはとても面白かったです』

「慢」の例文

・『彼の発言は傲慢なものであり、反対意見が多数上がった』
・『10年ほど慢性疾患と付き合っていますが、最近新しい治療法が見つかりました』

まとめ

「漫」「慢」はどちらも形が似ていることから間違いやすい漢字として有名です。

この2つは熟語として色々なものに使われており、前者は「漫然」「漫画」、後者は「傲慢」「慢性」などが有名です。

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