「宣教師」と「伝導師」の違いとは?分かりやすく解釈

「宣教師」と「伝導師」の違いとは?違い

この記事では、「宣教師」【せんきょうし】と「伝道師」【でんどうし】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「宣教師」とは?意味

世界各地にキリスト教の良さを分かりやすく伝えて、教会の意味を知ってもらうために派遣されたのが「宣教師」【せんきょうし】です。

福音【ふくいん】と宣伝するよう人々に伝えて、まだキリストというものを知らない人へ直接会って布教活動に力を入れていきました。

その先駆けとして選ばれたのが使徒パウロであり、アテネで行われた宣教の演説は多くの人に語り継がれるほど話題になります。

彼が亡くなった後は殉教者がその活動を受け継ぎ、フランシスコ会やイエズス会を立ち上げて宣教していきます。

16世紀になると日本にもザビエルが来日してキリシタンを増やしていきました。


「伝道師」とは?意味

教義を魅力的に分かりやすく伝えて広める人を「伝道師」【でんどうし】と呼びます。

布教師とも呼ばれていて、主にキリスト教を広めていくわけですが、正教師としての資格はない状態で宗教の魅力を伝えました。

このことから、日本では車の良さを伝える伝道師といい、宗教の良さを人に伝えて興味を持ってもらったり、惹きつけて購買意欲をくすぐるといったときに使われています。

彼らは自分の国が推進する教会に住みながら訪れた人のあやまちを説教したり、牧会することが大事な役目でした。

また、聖書に書かれていることがどのようなことか解き明かしていくことも担っていたわけです。


「宣教師」と「伝道師」の違い

16世紀に入ると急に活動が増えていく「宣教師」は、キリスト教を世界に伝えた人のことを指します。

ヨーロッパからアジア、アフリカなどにも伝えるべく海を渡ったロシア正教で有名なニコライ、カトリックのプチジャンなどが来日して活躍しました。

宗教を通して華やかな西洋文化についてその良さを伝えたり、英語を学ばせることもあり、閉鎖的な日本の意識を変えることにも一役買ったのです。

もう一方の「伝道師」は、聖書を解き明かすために言葉で神へ奉仕したり、人々へ宗教の良さを伝えて広めるのが役目でした。

特に資格は持たない補教師として扱われていて、「宣教師」や神学校の牧師とはまた違った役割を担っていたのです。

まとめ

どちらもまだ無知である人へ宗教の良さを伝えるのが役目ではありますが、その仕事には多少の違いがありますので、うまく使い分けてみるといいでしょう。

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