この記事では、「五里霧中」と「暗中模索」の違いを分かりやすく説明していきます。
「五里霧中」とは?
「五里霧中」とは現在の状態から抜け出す方法が全くわからず方針や何をするべきかすら見当がつかないことです。
字面的に言えば深い霧に包まれて先が見えずどこに進めばいいかわからない状態であり、なにをどうすればいいか全く定まらない状態を深い霧に覆われた状態に掛けた表現と言えます。
こうなってしまえば手探りで現状を打破するしかありませんが、何を試すべきかすら判断に迷うというような深刻な状態が「五里霧中」です。
「暗中模索」とは?
「暗中模索」とはどうすればいいかわからない状態であれこれと試すことです。
元は暗闇の中手探りで物を探すことから来ていて、何をすればいいかわからないからとりあえず色々と試してみることをそれに掛けています。
実際に何をどうすればいいか迷う状況ではありますが、何か解決に繋がりそうだったり反応を試せそうな手段にあたりは付けられる状況が「暗中模索」です。
ただしそういったあたりをつけた手段が本当に有効かどうかは考慮しません。
「五里霧中」と「暗中模索」の違い
「五里霧中」と「暗中模索」の違いを、分かりやすく解説します。
現在の状況すら把握できずなにをどうすればいいか全くわからない状態が「五里霧中」で、何をするのが正解かわからないためあれこれと試行錯誤している状態が「暗中模索」です。
深刻さで言えば何をするべきかすらわからない「五里霧中」の方がより深刻な状態と言えるでしょう。
まとめ
どちらも何をどうすればいいかわからない状況を指す言葉ですが、迷ってしまってどうしようもないのが「五里霧中」で、わからないからこそ色々試すのが「暗中模索」というのが違いと言えるでしょう。
深刻に迷っていることを表現したいなら「五里霧中」を使い、わからないなりに試行錯誤していることを表現するなら「暗中模索」を使うべきです。