この記事では、「古今東西」と「往古来今」の違いを分かりやすく説明していきます。
「古今東西」とは?
「古今東西」は「ここんとうざい」と読みます。
意味は、「昔から今まで時代を問わず、更に世界のあらゆるところ」です。
時代や年代、更には場所を問わずに行われていることや、存在しているものごとを表す時に使われる言葉です。
「古今東西」の言葉の由来など
「古今東西」は「昔から今に至るまでのあちらこちら」という意味の四字熟語です。
由来や出典などはなく、言葉の意味で使われています。
「古今」は「昔から今に至るまで」という意味、「東西」は「東から西まで」という意味ですが、「北から南まで」という意味も含まれている為に「あちらこちら」という意味、「古今東西」で「あらゆる時代とあらゆる場所」になります。
基本的に「時間と場所」に重点を置いた言葉です。
「往古来今」とは?
「往古来今」は「おうこらいこん」と読みます。
意味は「過去から現在、未来と時間が限りなく続く様子」です。
昔から今、更に未来へと時間と空間が限りなく広がっていくことをしみじみと心に感じ入ることを表します。
「往古来今」の言葉の由来など
「往古来今」は「過ぎ去った昔と、今から続く未来」を表す四字熟語です。
由来や出典などはなく、言葉の意味で使われています。
「往古」は「過去のこと」という意味、「来今」は「今からの未来」という意味です。
基本的に、「過去・現在・未来と続いていく時間の流れに趣を感じる様子」を表し、「時間の流れ」に重点を置いた言葉です。
「古今東西」と「往古来今」の違い
「古今東西」は「あらゆる時代とあらゆる場所」です。
「往古来今」は「過去・現在・未来と続いていく時間の流れに趣を感じる様子」です。
まとめ
今回は「古今東西」と「往古来今」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。