「コラム」や「随筆」は雑誌や新聞などに載せる記事の形式を表す言葉です。
この記事では、「コラム」と「随筆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コラム」とは?
「コラム」は英語で“column”と書き、雑誌や新聞などの記載されている筆者の意見や個人的な分析が含まれているのが特徴です。
新聞の記事は中立性や客観性が求められているものですが、「コラム」に関しては主観的な意見や観点を含めたものとなっています。
「コラム」を専門に書く人は「コラムニスト」と呼ばれています。
「随筆」とは?
「随筆」とは自由に批評や考察、見解などを述べる形式を表す言葉です。
「随筆」の書き方はかなり自由度が高いものとなっており、文学の一形式として様々な作品が作られてきました。
「随筆」は散文の形式となっており、英語では「エッセイ」と呼ばれています。
「エッセイ」はまとめて本として出版されることも多く、筆者の体験や知識を元にして作られます。
「随筆」の類義語には「随想」があり、これをまとめたものは「随想録」という言葉で有名です。
「エッセイ」を書く人は「エッセイスト」と呼ばれています。
「コラム」と「随筆」の違い
「コラム」は新聞や雑誌における個人的な意見や分析を含む記事を示す言葉です。
「エッセイ」は文学的な散文の方法であり、自由な形式で気の向くままに記述することが可能です。
「コラム」の例文
・『有名な作家さんにコラムを依頼しましたが、とても面白いものを送ってくれました』
・『コラムニストとして憧れていた人にインタビューすることが決まりました』
「随筆」の例文
・『最近はネットで自由に随筆することが可能になりました』
・『随筆や随想は古い時代の人でも多くやっていたことであり、作品集にも見られます』
まとめ
「コラム」や「エッセイ」は新聞や雑誌の記事の形式を示す言葉です。
「エッセイ」はより自由度が高く散文の形式を取ることから文学のジャンルに分類されています。