この記事では、「上回る」と「優に超える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「上回る」とは?
「上回る」は「うわまわる」と読みます。
意味は、「ある基準の数量より大きくなること」です。
「上回る」の言葉の使い方
「上回る」は動詞として「上回る・上回った」と使われたり、副詞として「記録を上回って優勝する」などと使われます。
「上」は「うえ」とも読み「位置が高いほう」「時間・順序が先のほう」「価値・程度が高い方」「すぐれている」という意味、「回る」は「軸を中心にして円を描くように動く」から転じて「ものごとが順に変化する」という意味、「上回る」で「ある基準の数値が次に変化して大きくなること」になります。
基本的に、わずかであっても元の数値よりも大きくなることに使われます。
「優に超える」とは?
「優に超える」は「ゆうにこえる」と読みます。
意味は「ある基準の数値より、誰が見ても分るほど十分に大きくなる様子」です。
「優に超える」の言葉の使い方
「優に超える」は、動詞として「優に超える・優に超えた」と使われたり、副詞として「目標を優に超えて記録を作る」などと使われます。
「優に」は「十分に余裕のある様子」「ゆとりのある様子」という意味、「超える」は「ある基準・数量の上を行く」という意味、「優に超える」で、「十分に余裕のある様子で、ある基準・数量より大きくなること」になります。
「上回る」と「優に超える」の違い
「上回る」は「ある基準の数値が次に変化して大きくなること、わずかの差で会っても使われる」です。
「優に超える」は「十分に余裕のある様子で、ある基準・数量より大きくなること」です。
「上回る」の例文
「上回る」の例文は以下の通りです。
・『去年を上回る人出が予想される』
・『感染者が先週の同じ曜日を上回る』
・『予想を上回る応募があった』
「優に超える」の例文
「優に超える」の例文は以下の通りです。
・『この場にいる人だけで100人を優に超える』
・『募金は1千万円を優に超える』
・『彼の成績は歴代のトップセールスを優に超える』
まとめ
今回は「上回る」と「優に超える」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。