「学位記」と「卒業証書」の違いとは?分かりやすく解釈

「学位記」と「卒業証書」の違いとは?違い

この記事では、「学位記」「卒業証書」の違いを分かりやすく説明していきます。

「学位記」とは?

「学位記」とは主に大学や大学院あるいは専門学校で修了した際にもらえる、当人が学位を取得したことを証明する証書を指します。

大学を卒業した人は卒業した学部の学士という位を授与されますがこれが学位です。

同じように大学院でも条件を満たせば修士や博士という学位を授与されますがその証明として「学位記」も授与されます。

なので大学や大学院では正確に言えば卒業式は行われておらず、卒業式と見なされているのは学位の取得を認め「学位記」を授与する式です。


「卒業証書」とは?

「卒業証書」とは学校を卒業したことを証明する証書です。

小学校や中学高校で規定の年数学んだ生徒はその学校の全過程を修了したと見なされて学校を卒業します。

その証明となる書類が「卒業証書」でありこれを渡す式が卒業式です。

「卒業証書」が授与されればその学校を正式に卒業しそれ相応の知識があると認識されますが、専門的な知識を持っていることの証明にはなりません。


「学位記」と「卒業証書」の違い

「学位記」「卒業証書」の違いを、分かりやすく解説します。

なんらかの学位を取得したことを証明する書類が「学位記」で、どこかしらの学校を卒業したことを証明する書類が「卒業証書」です。

「学位記」は大学や大学院あるいは専門学校で授与されますが、「卒業証書」は小学校や中学高校で授与されます。

特定分野の専門的な学位もあるので「学位記」は専門知識の証明になることもありますが、「卒業証書」は専門知識の証明にはなりません。

まとめ

「学位記」は学位という称号が授与されたことを証明するものであり、「卒業証書」はその学校の卒業を証明するものという違いになります。

大学では卒業が学士の学位取得の条件であり卒業式では「学位記」「卒業証書」を両方授与されるので、大学や大学院で「卒業証書」にあたるものが「学位記」というわけでもありません。

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