「称える」と「讃える」の違いとは?分かりやすく解釈

「称える」と「讃える」の違いとは?違い

この記事では、「称える」「讃える」の意味と違いを分かりやすく説明していきます。

「称える」とは?

素晴らしい成果出した者を褒めるという意味で使われているのが「称える」【たたえる】です。

例えば、営業で素晴らしい成績を出した者に対しては「業績を称える」といい、社員や上司が褒めます。

また、良い成績を出した子供を親はおおいに「褒め称える」ことでよりやる気を引き出すのです。

このように、優れた結果を出した者に対して心から「よく頑張った」といった気持ちを込めて褒める行為を指します。


「讃える」とは?

他の者よりも行いが優れていて、素晴らしいと思ったとき褒める際に使う言葉が「讃える」【たたえる】です。

使い方としては、「栄誉を讃える」といって、いかに尊敬する行動した人であるか分かります。

この「讃」という字には、先が尖った取っ手のある刃物という意味があり、その象形から作られた言葉になるわけです。

とくに、褒められる行動や行為した者を対象に、心から「讃える」とき使います。


「称える」と「讃える」の違い

「称える」「讃える」の違いを、分かりやすく解説します。

部員の活躍を尊敬したり、社員の素晴らしい成果を心から褒めるといった意味で使われている言葉が「称える」です。

業績やテストの結果、新薬を開発したといった相手を心から素晴らしいと伝えます。

そんな「称える」は常用漢字であっても新聞には採用されていない言葉です。

もう一方の「讃える」は、人の素晴らしい行いを盛大に褒めるといった意味で使われています。

この言葉は常用漢字ではないため、新聞では使われていません。

「称える」の例文

・『部下が会議で画期的な新商品を提案したことに、みなで称えた』
・『大型船から流出した石油を回収した業者の仕事ぶりを褒め称えた』

「讃える」の例文

・『心臓病患者を何千人と治療した医師の功績を讃えた』
・『戦争で苦しむ子供たちを救う活動した教師を讃える』

まとめ

まったく同じ読み方する2つの言葉はほぼ使い方も変わりません。

どのような行いしたとき、どちらの言葉を使った方がいいかを考えてみるといいでしょう。

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