「照会」と「問い合わせ」の違いとは?分かりやすく解釈

「照会」と「問い合わせ」の違いとは?違い

「照会」「問い合わせ」はそれぞれ何を表す言葉でどのような意味の違いがあるのでしょうか。

今回は、「照会」「問い合わせ」の違いを解説します。

「照会」とは?

「照会」とは、「照らし合わせて確かめること」を意味する言葉です。


「照会」の使い方

2つのものを突き合わせて比較し確認することを「照らし合わせる」といいます。

一般的には原本とコピーや伝票と台帳など同じ情報が記載されているはずの異なる物同士を突き合わせて一致するかどうか、もしくは違うかどうかを確かめることを意味する言葉です。

「照会」とは照らし合わせることをのみ意味する言葉で、あるものと別のものを突き合わせで内容を確認することだけを指します。

直接比べるだけでなく人に連絡して元にある情報と保存されている情報が一致するかするかどうか確認してもらう行為も含みます。


「問い合わせ」とは?

「問い合わせ」とは、「企業や団体などの窓口にわからない点を質問すること」を意味する言葉です。

「問い合わせ」の使い方

企業や団体なのに対し正式なルートを通じて行われる質問や疑問の確認を指します。

相手に対して問いを投げかけて答えを求める行為を表す言葉ですが個人のやりとりで使うことはなく、企業や役所などに対して正式な手続きとして連絡し尋ねることを意味する言葉です。

「照会」と「問い合わせ」の違い

「照会」「問い合わせ」の違いは「比較」です。

免許証に記載されている内容と原本の内容が一致しているかどうか、伝票の金額と帳簿の金額にズレがないかなど2つのものを突き合わせて行われる確認作業が「照会」、企業や役所などにわからない内容を質問することが「問い合わせ」です。

「照会」は比較して確かめることを意味するので比較するものがある場合にのみ使えるのに対し「問い合わせ」は比較では答えが出ない質問も含みます。

まとめ

「照会」「問い合わせ」は全く意味が異なります。

それぞれどのような作業が行われるのかを意識して正しい表現を使い分けてください。

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