「承認を得る」と「承認を受ける」の違いとは?分かりやすく解釈

「承認を得る」と「承認を受ける」の違いとは?違い

「承認を得る」「承認を受ける」は同じような意味を持ちますが、それぞれどのような意味を持つ言葉で何を基準に使い分ければいいのでしょうか。

今回は、「承認を得る」「承認を受ける」の違いを解説します。

「承認を得る」とは?

「承認を得る」とは、「承認してもらうこと」を意味する言葉です。


「承認を得る」の使い方

事情をよく調べた上で承知し納得して認めることを「承認」といいます。

「了解」「承諾」と似たような意味の言葉ですがさらに厳正に調べて認めるニュアンスを含むことから役所の手続きやビジネス関係などでよく使う表現です。

相手に出した申請や提案を承認してもらうことを意味する言葉が「承認を得る」です。


「承認を受ける」とは?

「承認を受ける」とは、「承認されること」を意味する言葉です。

「承認を受ける」の使い方

ある物事が承認の対象になり手続きを経た上で承認されることを意味します。

物事が正当であったり事実だったりなど調べた上で承知し認められることを意味する言葉です。

「承認を得る」と「承認を受ける」の違い

「承認を得る」「承認を受ける」はどちらも承認の対象になり。

承知して認められることを意味します。

言葉の意味としてはどちらの表現にも大きな違いはなくほぼ同じです。

あえて違いを挙げるとするならば「承認を得る」はこちらから積極的に承認されようとして承知し認められる様子を表す能動的な表現なのに対し「承認を受ける」は相手が承知し認めてきたことを受け入れる受動的な表現、という違いがあります。

「承認を得る」の例文

・『審議会の承認を得る』
・『新薬販売の承認を得る』

「承認を受ける」の例文

・『有機栽培の承認を受ける』
・『販売事業者の承認を受ける』

まとめ

「承認を得る」「承認を受ける」はどちらも承認され成立したことを意味する言葉です。

表している事実はほぼ同じですが能動的か受動的かで使い分けられます。

言葉の意味と構造を正しく理解しふさわしい表現を使ってください。

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