PCでネットワークの設定をするときに指定するのはIPアドレス、デフォルト・ゲートウェー、そしてDNSのIPアドレスなのですが、DNSサーバーを指定するときに「プライマリ」と「セカンダリ」の2つを指定するようになっています。
それでは、この「プライマリ」とはどういう意味でしょうか。
また、「セカンダリ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「プライマリ」と「セカンダリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「プライマリ」とは?
「プライマリ」とは、英語の「primary」をカタカナ表記したもので、意味は「第一番目の」とか「最初の」という言葉です。
前述の「第一DNSサーバー」というようなケースで使われる以外にも、いくつか方策がある中で最初に実施すべき方策を「プライマリ」と表現することもあります。
「セカンダリ」とは?
「セカンダリ」とは、英語の「secondary」をカタカナ表記したもので、意味は「2番目の」という言葉です。
前述のDNSのケース以外にも、順番としては2番目のものという意味で使われることが多くなっています。
「プライマリ」と「セカンダリ」の違い
「プライマリ」と「セカンダリ」の違いを、分かりやすく解説します。
これらの言葉は「何番目」かを表すような「ラテン系の序数」と呼ばれるものです。
英語の場合には「one」「two」が普通の数で、「first」「second」がゲルマン系の序数なのですが、これらとは別に「primary」「seondary」という「ラテン系の序数」もあり、「第1番のもの」「2番目のもの」という意味で使用されます。
つまり、「プライマリ」「セカンダリ」は序数としての「1」と「2」という違いになります。
「3番目」に関しては、ゲルマン系は「サード」というのはよく聞きますがラテン系のものは滅多に聞きません。
実は「ターシャリ」そしおて「4番目」は「クオータナリ」と言います。
まとめ
この記事では、「プライマリ」と「セカンダリ」の違いを、解説してきました。
「プライマリ」という表記は本来「プライマリー」となるところを最後の「ー」を省略するコンピュータ用語にありがちなものです。
したがって、コンピュータに関係ない話題の時は「プライマリー」のほうが使われます。