大きなニュースが入った時に報道機関が出すのが「速報」と「号外」です。
この2つはどのような違いで区別すればいいのでしょうか。
今回は、「速報」と「号外」の違いを解説します。
「速報」とは?
「速報」とは、「ある出来事が起きたときに素早く知らせること」を意味する言葉です。
「速報」の使い方
出来事の発生をいち早く伝えるためスピードを最優先にして伝えられる報告を指します。
一般的にはテレビやラジオなどのメディアにおいて通常の番組に割り込む形で報じられる臨時ニュースを指すほか、調査報告や観測結果などのデータを素早く知らせることを意味する言葉として使われています。
速さを最優先にしているため表現を工夫したり内容を詳しく掘り下げたりするような通常見られるような作業は行われません。
必要最低限の情報のみをスピーディーに送り届ける報告が「速報」です。
「号外」とは?
「号外」とは、「突発的な出来事を伝えるため定期刊行される号とは別に発行される新聞」を指す言葉です。
「号外」の使い方
新政権の誕生やオリンピックの金メダル獲得など、特に世間の関心が集まる出来事を直ちに伝える目的で定期的に発行される号は別に発行される臨時の新聞を指します。
基本的には無料で配布されますが学発行の判断は各新聞社が独自に行っており具体的な基準はありません。
地元の選手が金メダルをとった時など地域限定で発行されることもあります。
「速報」と「号外」の違い
どちらも出来事をただちに知らせるためのものですが出来事を即座に報告するのが「速報」、出来事を伝える臨時の新聞が「号外」という違いで区別されます。
「速報」はテレビやラジオのほか急いでる報告前半に対して使われますが、「号外」は新聞限定です。
「速報」の例文
・『番組の途中に速報が流れた』
・『雇用統計の速報が入った』
「号外」の例文
・『路上で号外が配布されている』
・『ノーベル賞受賞を報じる号外が発行された』
まとめ
「速報」と「号外」は出来事を伝えるメディアの違いで区別されます。
表しているものはまったく異なるので正しく意味を理解しておきましょう。
