昭和のバブルの時代には、お金を使うことが普通であったので、今ではほとんど見ないような数多くの趣味が一般的になっていました。
その中でも特徴的なのが高級オーディオです。
自分専用のリスニングルームの中に高価な機器を設置してレコードを聞くのですが聴くのですが使用するのは「真空管アンプ」でした。
この記事では、「真空管アンプ」と「トランジスタアンプ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真空管アンプ」とは?
「真空管アンプ」とは、文字の通り「真空管で作られたアンプ」のことです。
「アンプ」というのは、いろいろな種類がありますが、ここで取り上げているのはレコードなどを再生する時に使用するオーディオアンプのことで、「真空管で作られた」というのは、そのアンプの増幅回路の部分に真空管が使われているということです。
見た目ですぐわかるのは、箱型のアンプの筐体の上に何本も円柱状の真空管が刺さっている姿です。
高級オーディオの世界では特にこの「真空管アンプ」の音質が絶対だとされています。
「トランジスタアンプ」とは?
「トランジスタアンプ」とは、オーディオアンプの増幅器の回路に「トランジスタ」を使用した機器のことです。
前述の真空管に比べて、非常に安価に製造でき、扱いも容易なので、一時期は多くのモデルが販売されていました。
しかし、そもそものオーディオ趣味が廃れてしまったことで、人気も需要もなくなり、今では安価だけを売り物にした製品が主流となっています。
「真空管アンプ」と「トランジスタアンプ」の違い
「真空管アンプ」と「トランジスタアンプ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つはここまで説明して来たように、一時は一般的な趣味であったオーディオ機器のうち音を増幅する「アンプ」のタイプの名前ですが、大きな違いはその名の通り、メインの回路に使われているのが真空管かトランジスタかです。
それぞれの特性によって機器の値段や扱いが大きく変わりますが、最も顕著に出るのが音質です。
言うまでも無く、「真空管アンプ」の音質の良さは全く他の追従を許さないと言われています。
まとめ
この記事では「真空管アンプ」と「トランジスタアンプ」に関して説明して来ました。
高級な趣味として一時はかなり一般的だったオーディオ趣味ですが、今では廃れてしまい、当時多くのモデルを生産していた有名な日本のオーディオメーカーのアカイ、サンスイ、オンキヨーなどは軒並み今はなくなってしまいました。