「多能工」と「雑工」の違いとは?分かりやすく解釈

「多能工」と「雑工」の違いとは?違い

建設現場で耳にすることが多い「多能工」「雑工」

この2つには、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「多能工」「雑工」の違いを分かりやすく説明していきます。

「多能工」とは?

「多能工」とは、様々な能力を持つ人を建設現場では意味します。

建設現場において、様々なプロが存在します。

鉄筋のプロとなる鉄筋工。

足場のプロとなるとび職。

左官のプロとなる左官。

これら各仕事のプロではないものの、それらの仕事をこなす力を持つ人が「多能工」なのです。

多くの能力を持つ人が「多能工」で、その仕事は現場に応じて様々です。

A現場で鉄筋工事が遅れている場合、そこでは鉄筋工として働きます。

その後、左官に人が足りていないとなれば、次は左官の仕事といった形で、その場、その状況に応じて「多能工」は働くことができます。

それらの仕事において一定の知識があり、仕事を任せることができるため、現場管理者も安心して「多能工」に仕事を任せることができます。


「雑工」とは?

「雑工」とは、建設現場において様々な雑用をこなす人を意味します。

雑用をこなす立場となるため、専門的な知識がなくても仕事を行うことは可能です。

様々なプロを必要とする建設現場。

その中には、雑用と言われる専門知識がなくても行うことができる。

しかし、重要な仕事はたくさんあります。

そのような仕事を行う人が「雑工」

現場管理者等の指示のもと、様々な仕事をこなしています。


「多能工」と「雑工」の違い

建設現場において、欠かすことができない「多能工」「雑工」という仕事。

様々な仕事をこなすことでは同じですが、その内容に大きな違いがあります。

「多能工」は、様々な仕事の知識を持つ人を指します。

鉄筋のプロではないものの一般的な鉄筋工と同じ仕事をこなすだけの知識と経験を持ち、問題なく働くことができる人が「多能工」です。

一方、「雑工」の場合、専門知識はありません。

何でもこなすことに違いはありませんが、専門知識はなく大切な仕事を任すことができるポジションではありません。

まとめ

以上のような違いが、「多能工」「雑工」の違いです。

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