「七転び八起き」と「不撓不屈」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「七転び八起き」と「不撓不屈」の違いとは?違い

この記事では、「七転び八起き」「不撓不屈」の違いを分かりやすく説明していきます。

「七転び八起き」とは?

「何回失敗しても、諦めずに立ち上がって奮闘すること」「人生は嬉しいことがあったり、悲しいことがあったり波乱万丈であること」を意味することわざです。

この言葉は、仏教の説に由来しており、「七」「八」は数が多いことを表しています。

転んだ数よりも起き上がる数の方が大きいのは、誕生した時に一度立ち上がることを含んでいるからです。

また、だるまや起き上がり小法師のように、転んでもすぐに起き上がることからきているという説もあります。


「不撓不屈」とは?

「どんな困難に直面しても、決してくじけずに自らの意志を貫くこと」を意味する四字熟語です。

この言葉は、漢詩の一節に由来しており、「不撓」とはどんな困難にあってもふるまないこと、「不屈」とは困難にくじけず自らの意志を貫くことを表しています。

この言葉は、「七転び八起き」と同じく、失敗や困難に負けない強い精神を表すときに使われます。


「七転び八起き」と「不撓不屈」の違い

「七転び八起き」「不撓不屈」の違いを、分かりやすく解説します。

「七転び八起き」「不撓不屈」はどちらも、失敗や困難に負けないで頑張ることを表す言葉ですが、ニュアンスが異なります。

「七転び八起き」は、何度も失敗しても、最終的には成功するという意味です。

転んだ回数よりも起き上がる回数の方が多いことから、仏教の教えに由来すると言われています。

その一方で、「不撓不屈」は、どんなに苦しい状況でも、決して屈しないという意味です。

不屈の精神を持って、自分の信念を貫くことを表します。

「七転び八起き」の例文

・『七転び八起きの末に、彼は大成功した』
・『だるまは七転び八起きの意味が込められた縁起物として知られる』

「不撓不屈」の例文

・『不撓不屈の姿勢で、困難に立ち向かった』
・『彼は不撓不屈の闘士として尊敬されている』

まとめ

「七転び八起き」「不撓不屈」は、どちらも「何度失敗しても、諦めずに立ち上がって奮闘すること」という意味を持つ言葉ですが、ニュアンスが異なります。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。

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