データの種類による違いを表す言葉として「一次データ」と「二次データ」があります。
2つのデータは具体的に何が違うのでしょうか。
今回は、「一次データ」と「二次データ」の違いを解説します。
「一次データ」とは?
「一次データ」とは、「調査のため新しく独自に収集した情報」のことです。
「一次データ」の使い方
ある項目について定量的に調査し集めた情報のことを「データ」といいます。
データは客観的事実の集合であり結論を導き出したり判断を決定したりなど重要な資料として用いられます。
「一次データ」は目的のために自分たちで直接収集した情報を指す言葉です。
目的に合わせてふさわしい調査手法と調査対象を設定し集めるので費用や時間などコストがかかります。
「二次データ」とは?
「二次データ」とは、「事前に収集されすでに存在している情報」を指す言葉です。
「二次データ」の使い方
自分もしくは他の誰かが事前に集めていたデータを指します。
特定の目的のために新しく調査して集めたデータではなく別の目的のために収集された情報から活用するデータが「二次データ」です。
活動のために集められた専用データではありませんが調査手法や対象がきちんとしていればデータとして活用しても問題ありません。
「一次データ」と「二次データ」の違い
「一次データ」と「二次データ」の違いは「新規性」です。
目的のために新規に集めたデータが「一次データ」で、以前から存在している既存のデータが「二次データ」という違いで区別されます。
「一次データ」は目的のために集めたオーダーメイドの専用データに当たり「二次データ」は専用ではない流用データに当たります。
「一次データ」の例文
・『一次データを集める』
・『一時データがないと論文を書けない』
「二次データ」の例文
・『二次データを活用する』
・『二次データなら豊富にある』
まとめ
「一次データ」と「二次データ」は新しく調査したデータかどうかで区別されます。
それぞれのデータごとに活用方法が異なるのでメリットとデメリットを理解し使い分けましょう。