「変身」と「変装」の違いとは?分かりやすく解釈

「変身」と「変装」の違いとは?違い

この記事では、「変身」【へんしん】と「変装」【へんそう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「変身」とは?意味

今の姿からまったく違う容姿に変わることを「変身」【へんしん】といいます。

例えば、人間がロボットの姿に全身を変えて、悪い敵と戦うといった戦隊ヒーローのドラマでよく見られる身の変わりようを指すわけです。

また、江戸時代ではたぬきが人を惑わすため、人間に姿を変えるとき「変身」して町の方に出てきては驚かせるといった昔話があるように、全身を変えることに焦点を当てている言葉になります。


「変装」とは?意味

人に気づかれないよう服や帽子で自分の見た目を変えることを「変装」【へんそう】といいます。

顔を変えたり、太るのではなく、女性が男性の服を着て男装してみたり、20代の男性が老婆になるため白髪のかつらを被り、年配の方が着るような柄と色の長いスカートを穿いて容姿を一時的に変えるのです。

このように、目的があって姿を変えるという意味がある言葉なのです。


「変身」と「変装」の違い

「変身」「変装」の違いを、分かりやすく解説していきます。

妖怪から人間に姿を変えたり、子供が大人の女性に変わることを「変身」といい、まったく違うものに変わるという点に焦点を当てている言葉です。

もう一方の「変装」は、真面目なOLが派手な色の服を着て、黒髪を一つに束ねた上から茶髪のかつらを被って厚化粧する行為を指します。

一時的に見た目を変えた後、尾行やスパイ活動して相手の情報を掴むときに選ばれている方法です。

「変身」の例文

・『子供が講師に変身して指導する絵本が話題になっている』
・『妖怪が嫁に変身して現れたとき、動揺して転んでしまった』

「変装」の例文

・『中年女性に変装して、気になる男性の親に近づいてみた』
・『警備員に変装した男が、社長の部屋から金棒を盗んで逃げた』

まとめ

どちらも見た目を変えることに関連した言葉ですが、意味に違いがありますので、状況に応じて自分なりに使い分けてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典